2015年9月24日木曜日

東日本大震災 現地レポート

兵庫県保険医協会は9月21日から22日、岩手県・宮城県・福島県の被災地を訪問、白岩一心理事、広川恵一顧問、松岡泰夫評議員、林功先生が参加した。
現在の生活・健康課題を中心に、今後の協力課題を明らかにするため、仮設住宅や医療機関などでお話を伺った。

宮城県気仙沼市の赤岩牧沢テニスコート仮設住宅で、民生委員の小野道子さん(前列左から1人目)、医療コーディネーターの村上充さん(後列左から2人目)、同仮設住宅自治会長(同3人目)にお話を伺った。住まいの問題が中心課題となっており、仮設の集約化に伴う引っ越し費用の問題、津波被害を受けた土地の換地処分における住民の軋轢、災害復興住宅で、引き渡し時に畳一面にカビが生えていたことなど、実態をお聞きした。
福島県飯舘村の農地には除染後の廃棄物が幾重にも積み重ねられていた。

福島県南相馬市の大町病院にて猪又義光院長(奥左)、藤原珠世看護部長(奥右)からお話を伺った。災害時の初動のあり方や、日常的にスポットで全国からの看護師の応援を継続して受けていること、病院内で看護の質の向上に取り組んでいることなど、現状をお話いただいた。猪又院長は、医療人としての使命感が原動力となっていると語った。