2011年3月22日火曜日

明日から支援の第三陣が現地入り

住江保団連会長率いる先遣隊、広川兵庫協会理事、小野田和歌山協会理事率いる第二陣に続き、兵庫協会事務局、保団連事務局で構成する第三陣が明日から現地に向かい、宮城県を中心に支援の拠点づくりに取り組む。
激励と状況把握を中心とこれまでの支援から、今後の継続的な支援に向けた具体的な取り組みを開始する。

現地レポート⑪ 井村春樹先生から(3/18)

 尼崎医療生協病院の井村です。
 TFCのメーリングリストでご教授いただいたPFAや避難所での感染症診療に関してはまとめて現地に設置させていただきました。
 本日でいったん被災地任務を終了し、明日朝に帰路につく予定です。昨日と本日、避難所支援に行きました。
 避難所では様々な被災者の方がいらっしゃいました。抗がん剤治療を受けており、今週に次のクールの抗がん剤治療を受ける予定だったが被災してしまい、治療を受けるめどがまったく立たない状態だった方、足腰が悪くてトイレに行くのを我慢するために尿路感染症を発症してしまった方、目の前で2歳の子どもが津波で流されてしまい避難所各地を回っている方。保健師が常駐体制をとるようになったり、医師会の支援も入ったりと徐々に支援 の体制はとれつつありますが、まだ十分ではありません。
 また、阪神大震災当時に神戸に住んでいた元被災者としては今後の仮設住宅→復興住宅への年単位での復興支援が必要なことを考えると、まだまだ全国からの支援が 必要です。宮城から離れることは後ろ髪ひかれる思いですが、地元に戻っても自分にできる 支援を考えていきたいと思います。
 現地で引き続き支援にあたっておられる先生方にはぜひとも今後の現地での情報発信をお願いしたく存じます。
 最後に、これまで貴重な情報を提供いただいたTFCの皆様ありがとうございました。これからも東北地方の復興支援およびご指導のほどよろしくお願いいたします。

2011年3月21日月曜日

現地レポート⑩  宮城県災害医療コーディネーターからの聞き取り

 保団連医療支援チームは20日、宮城県庁を訪問、県の災害医療コーディネーターから医療支援の実状について、聞き取りを行った。
 県の災害医療コーディネーターを務める上原鳴夫東北大学大学院教授は、「仙台市を除く、宮城県全域の災害医療の調整を行っている。全国から多くの支援をいただき、感謝している。D-MAT、J-MATなど、ここ10年で整備して来た災害医療のシステムがそれなりに機能している。避難所のニーズにも迅速に対応しているが、ニーズが上がってこない場合がある。災害時には①災害そのものによる怪我・病気、②日常診療にアクセスできないことによる慢性疾患の悪化、③避難所などでの新たな疾患へのケアが課題となる。災害時医療から日常診療への切り替えも今後課題となる。コーディネーター役の医師も必要」と述べた。
 広川恵一兵庫協会理事は「阪神淡路大震災では、医師のボランティアとともに、看護ボランティアが重要な役割を果たした」など西宮での経験を伝えると、上原教授は「その経験にぜひ学びたい」と応じた。
2011.3.20
兵庫県保険医協会事務局 横山哲朗