被災したS医院 |
岩泉町と田野畑村、普代村、野田村を訪問し、岩泉町と田野畑村では直接役所の担当者からお話しを伺うことができました。
<岩泉町>
町役場の担当者からは、沿岸部の小本(おもと)地区で甚大な被害があったが、町役場や済生会岩泉病院は機能しており、現在6カ所の避難所に対して、保健師が巡回面談を行い、ニーズを把握しながら対応するなどの活動をすすめているとの話しを伺いました。
小本(おもと)地区で床下浸水されたS医院が現在避難所から毎日通いながら診療を再開されています。S医師からは、現在、薬剤を注文してもなかなかとどかないとの話しを伺いましたので、支援物資からロキソニンやマスクなどお渡ししました。在庫が少なくなっていたとのことで、大変喜ばれました。
<田野畑村>
村役場及び保健センターの担当者からは、国保診療所と保健センターが連携して、震災当時から現在まで医療、保健活動を行っており、一定機能しているとの説明を伺いました。鉄道の復旧が一部にとどまっており、宮古市や久慈市の医療機関への通院が困難なケースもあるとのことで鉄道の復旧がまたれる状況でした。
盛岡市内からの主要幹線道路は、ところどころ工事中のため片側交通規制などがありましたが、ほぼ問題なく通行可能でした。ただし、断崖で有名な北山崎などに向かう道路は通行止めとなっていました。
【4/13 大槌町を訪問】
町内は甚大な被害を受けており、高台にある中央公民館にある災害対策本部を訪問し、会員の安否を確認するとともに、避難所で医療活動を行っている先生を訪問しました。
M医師は、障害者支援施設四季の郷と災害対策本部のある中央公民館で医療活動を行っているとのことでした。当日は、中央公民館ではなく四季の郷の方で医療活動をされているとのことで、直接お会いすることができませんでした。
被災した県立大槌病院 |
U医師からは、避難当初は、一人で対応していたが、その後長崎大学とAMDAの医師の協力を得て、現在はある程度落ち着いてきている。検査ができないため、慢性疾患のケースでどのような経過をたどってきたのか調べられないのが心配である。現在、釜石病院の入院が機能していないので大変だが、現在宮古病院で対応してもらっているなどのお話しを伺いました。