2011年3月18日金曜日

現地レポート⑥ 井村春樹先生から(3/15)

尼崎医療生協病院の井村春樹先生からいただいた3月15日時点の現地の状況です。


(3月15日 午後12時現在)

 現在の状況を発信いたします。
 ご心配をおかけしました透析患者さんについては仙台の北部などでも再開ができそうな状態になってきていること。また挫滅症候群のような緊急で透析が必要な患者 さんの数自体がそこまで多く出ていないことなどから宮城は県内のみで透析ができそうな状態となってきております。
 また、各地で続々と多数の遺体が確認されているという状態であるとの情報が確認されております。
 被災地の援助に緊急で入った方々がいったん帰宅するという段になってきており、福島の原発での出来事が心配されております。現地では雨も降ってきており、病院は現在、地下水をくみ上げて利用しているのですが、それらが汚染されないかという懸念もあります。
 引き続き、落ち着いた状況下では情報発信させていただきたいと存じます。原発関連の情報提供などがいただければ現地では非常にたすかります。
 よろしくお願いいたします。


(3月15日 午後3時現在)

 本日、死体検案のお手伝いに行ってまいりました。
 現場に入った瞬間、言葉を失いました。この感情は言葉では到底言い表すことができません。
 亡くなられた方には心よりお悔やみを申し上げます。
 印象としては特にADLの低下した高齢者の方が多く犠牲になられています。
 中には小児の姿もありました。しかし、40代~50代の方もいらっしゃいました。
 身元がわからない方も多く、ご遺体を引き取れないという悲しい状況が続いているそうです。
 また、身元がわかってもご遺族が避難している状態で引き取れないという自体も多くなってきております。
 ここ3日間ほど支援活動を行っていますが、移動手段がほとんどないということです。
 阪神大震災とは性質の異なった災害が今起きていると認識しています。
 これから先は長期的な現地への支援が必要な状態であることはもちろんですが、この状況下ではプライマリケア医の力が本当に必要な状態になってきています。
 守屋先生をはじめとしたプライマリケア医の動きが現場を勇気付けていただいております。
 今後ともご支援賜りますようよろしくお願いいたします。